ウサギを追いかけたアリスが迷い込んだのは、不気味で摩訶不思議な世界。ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』を原作に、実写とストップモーション・アニメを組み合わせた本作は、チェコの人形アニメーション作家、ヤン・シュヴァンクマイエルが3年の歳月を注ぎ完成させた初の長編映画。釘の生えたバゲット、靴下のイモムシ、くるくると動き回るカツラ、バターまみれの懐中時計……。不思議なオブジェに彩られ、不気味ながらもユーモラスで愛らしいキャラクターたちがおりなす、奇想天外なワンダーランド。(映画紹介より)
★★★★