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浅田飴くうる日記

TONNERRE

この悲しみはどこから?
あした降る雪は、春の知らせ。『女っ気なし』のギョーム・ブラック監督が贈る、人生讃歌!

“ロマンチックだが、代償は大きい”
フランス・ブルゴーニュ地方、まもなく冬を迎える静かな町トネール。パリから一人の男が、父親の住む実家に戻ってくる。かつてはインディーズでそれなりに名を馳せたミュージシャンのマクシム。人気の盛りは過ぎ、目の前にあるのは、先行きのない未来だけ。ギターを手にしても、でてくるフレーズにはどことなく甘酸っぱさが残るが、若さはもはや過去のもの。
しかし人生にはときに素晴らしい贈り物が差し出される。マクシムにはそれは若い恋人だった。だがそれは、かつてない無情な速さで失われてしまう。突然消えたロマンスを追うマクシムは、人生を揺るがしかねない危うい行動にでる――。
歳をとるのは難しい。いつからが青年で、いつからが中年なのか。老いは少年の心でもってしても、誰にもやってくる。マクシムはその狭間であがき、苦悩する。しかしその苦悩の果てには、父親との間にあったわだかまりを克服し、そして本当に愛することの意味を見出した、大人の男となったマクシムがいるのだった…。
『女っ気なし』のギヨーム・ブラック × 大注目の俳優 ヴァンサン・マケーニュ
『やさしい人』(原題:Tonnerre)は2013年 第66回ロカルノ国際映画祭コンペティション部門に出品されたギヨーム・ブラック監督の長篇第一作である。
前作『女っ気なし』で注目を集めたギヨーム・ブラック監督は、本作でも長年の友人であるヴァンサン・マケーニュを念頭に脚本を執筆。当初は『女っ気なし』の続篇も考えていたようだが、ヴァンサン・マケーニュの映画出演作がどれも同じようなコミカルな役柄だったため、敢えて今までとは違う人物を演じさせることで、彼の新たな魅力を引き出そうとした。
恋人役メロディにはソレーヌ・リゴ。溌剌としたイメージを映画に見事焼きつけた。また父親役のベルナール・メネズが、息子との心の距離を繊細に演じ、深い印象を与えている。
(映画紹介より)
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★★★★
by cmonkey3 | 2015-04-05 23:31 | 映画
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