キム・ギドク監督最新作
充電期間から復活してからは二作目にあたるのかな寓話としては初めてか
以前の作品群に比べてミニマルでよりダークになってきている気がする
感情がないかのような冷酷な借金取りに息子の命を奪われたと思った母親の復讐
それは仇の心に入り込み母への愛と罪悪感を植え付けるという自己犠牲的な方法であった
設定は強引だし荒さが目立つが本能に訴えかけるような感性がこの監督の持ち味で
かなりシュールなジョークとキリスト教をベースとした背徳感が同時に存在する
気持ちが沈むのでデートムービーにはまるで向かない…
★★★☆