「あるじ」「裁かるゝジャンヌ」「吸血鬼」などで知られるデンマークのカール・Th・ドライヤーが監督した長編映画。脚本は後に傑作「メトロポリス」を手がけるテア・フォン・ハルボウとドライヤーが共同で担当した。芸術家の愛と死を耽美的に描き、ドライヤー自身お気に入りの作品だったという。
巨匠として知られる画家のゾレは、養子となった若き画家ミカエルを自分のもとに置いていた。ゾレはザミコフ公爵夫人の肖像画を描くが、その瞳をうまく描くことができずにいる。公爵夫人に魅せられたミカエルは、ゾレの代わりに公爵夫人の瞳を描き上げるのだったが…。
(映画紹介より)
★★★☆