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浅田飴くうる日記

飯能笹

見返り坂は、源義経の母、常盤御前がこの山に登ったとき、あまりの風景のよさに後を振り返り、振り返り登ったことによりこの名がついたといわれている。好みかえり坂のふもとに、植物学者・故牧野富太郎博士により発見され、命名された飯能笹の埴生がある。この笹は、アズマザサの仲間で根茎は横に走り、茎はこげ茶色をしてまっすぐに立ち、高さは百五十センチメートル前後、直径〇.六センチメートルほどになる。茎の上部で枝が分かれ、枝の端には、手のひらをひろげたように数枚の葉が集まってついている。葉は細長く、長さ十三~二十センチメートル、幅二センチメートル内外で先はとがっている。質は薄い洋紙質で表面は毛がなく、裏面にはビロード状の細毛がある。
中央の脈は細く裏面に隆起しており、この両側に五~八本の脈をもっていて、冬季に葉のふちは白色となる。一見普通の笹のようにみえるが、幹の色、枝の出方などの特色がある。
繁殖力はさほどなく、古くからこの地にのみ限られて生きている。              埼玉県
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by cmonkey3 | 2015-01-29 10:58 |
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