いま、SMからSFへ――。壇蜜がみせるエロス+特撮のニュー・ワールド。
いまや時代のアイコンとなったエロスの女王がみせる、まったく新しい貌。初主演映画『私の奴隷になりなさい』(2012)が大ヒットとなり、主演第2作『甘い鞭』(2013)でも妖艶な魅力をふりまく女優・壇蜜が本作で扮するのは、元芸者にして未亡人、そのうえ怪獣を攻撃するたびにエクスタシーを感じる地球防衛軍のエースパイロット!艶やかな着物から色っぽい喪服、清楚なウェディング・ドレス、凛々しい戦闘服、そして一糸まとわぬ裸体まで、さながら動く壇蜜のコスプレ・カタログというべき本作で、これまでにない一面を見せている。プロデューサー・脚本・監督は『いかレスラー』(2004)『日本以外全部沈没』(2006)『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』(2008)などで知られるコメディ映画の鬼才・河崎実。得意のゆるいギャグをまぶしながら、尖閣諸島、福島第一原発事故、オスプレイ、TPPなど現代ニッポンの直面する諸問題に鋭く切り込んでいる。
また本作の要である特撮を「戦隊」「仮面ライダー」シリーズなどでおなじみの特撮研究所、そしてユニフォーム・デザインを藤原カムイ、怪獣デザインを麻宮騎亜というカルト的な人気を誇るふたりのコミック作家が手がけて、単なるパロディを超えた本格的な怪獣特撮映画となっているところにも注目。
(映画紹介より抜粋)
★★☆